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電気の力で未来の生活をカタチにする




古賀充(造形作家)
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『とめる』を楽しくするモノ(3)

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『とめる』を楽しくするモノ制作スタートです。

普段の作品と同様に、今回も自分の手を使って制作したいと思います。
自分のアイデアを自分の手に発注です!

今回は身近に既にあるモノに手を加えることで新しいモノに生まれ変わらせる
ことにしました。完成されたように思える既にあるモノも、そうでないものも、
どちらも大きく見れば過程の一部で、大事なことはモノが形になるまでの流れだと
考えています。それが、きれいに流れると、生活や、自然も心地よいものになる
のかなと思います。

まず、はじめにリューターという歯医者さんの使うようなドリルで穴をあけます。
穴は2つまた4つ。

水をつけながら、ゆっくりあけていきます。
このことで、摩擦による刃の消耗を防ぎ、穴もきれいにあけることができます。

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次にサンドペーパーでヤスリをかけます。穴をあけたときのバリを取り、
表面テクスチャーも半ツヤのしっとりした光沢になります。
こういったなんでもない「削る、磨く」などの加工が、仕上がりに
まったく違った印象をあたえます。これもまた手仕事のおもしろさの1つです。

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そして最後に針と糸。
こちらを使って『とめる』を楽しくするモノいよいよ完成です。

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『とめる』を楽しくするモノ(2)

今回は普段、制作しているハンガークリップについて。
メモやハガキを壁にかける針金でできたちいさなハンガー。

これもまた「とめるを楽しくするモノ」のアイデアの一つ。
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つくりはじめたきっかけは、一筆描きについて考えたところから。
一筆描きという方法はとても昔からある様で、先日、本で見かけた
ナスカの地上絵も一筆描きでできていた。
きっと線というものができたとき、一筆描きもその後、すぐ生まれたのだ。

一筆描きの方法はとてもシンプル。

〈線を切らずにずっとつなげて描く〉

ではもっと日常の中で、一筆描きで出来ているものはなにかと考えたとき、
身近なものとしてハンガーとクリップがみつかった。

そして、ハンガーもクリップも、もともと一筆描きで出来ていることから、
それぞれは切らずにつなぐことができる(これは一筆書きの方法)と考え、
この作品が生まれました。

線を曲げる、曲がったカタチに用途が生まれる。
線と一筆描きの関係は、無駄が無くてとても機能的。

でもこれはハンガーでクリップになっているちょっと無駄?な道具だけれど、
少し回り道くらいのところに、おもしろいことや楽しいことはあるような
気がしています。


こちらも一筆描きの方法でつくった作品
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『とめる』を楽しくするモノ

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僕は普段、考える(空想する)、作る、そしてまた考えて、
作るをくりかえしながら作品を日々制作している。
考えてみて発見できるものあれば、素材に触れてはじめて
気付く こともある。
そのどちらも僕にはとても大切で、アイデアと素材が気持ちよく
合わさるところをいつも探している。
今回も空想+手仕事で、おもしろいものが作れたらと思う。

届いた手紙や 忘れたくないメモなど少しのあいだ記憶に
とどめておきたいものを画鋲やピンで壁にとめることがよくある。
考えてみるとこの『とめるモノ』ってなんだろう?

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 ささる(針)+押さえる(頭) の大きく2つの要素でできている。
とてもシンプルな構造。
釘、ネジ、針、画鋲など 、こうやって並べて見るとまるで
進化の過程か、キノコの分類図鑑でも見ている様で楽しい。
同じ基本の『とめる』形が様々に変化している。
自然物だけでなく、人工物もまた環境に応じた進化を
続けているのだ。
だから、自然と一緒で環境の数だけ変化があっていいと思う。
例えばキノコだったら、食べられるものもあれば、毒のあるもの、
美しいもの、不思議なものなど、それぞれが独自の進化を
形成している。
それを人工物に置き換えてみても、機能的なもの、美しいもの、
無用なもの、おもしろいもの、などなど様々なものが
考えられそうだ。
今回は、僕という環境の中で、「とめる」道具を楽しく
進化させたいと思う。

『とめる』を楽しくするモノ。


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