第19のテーマは、「素材から膨らませる空想」。
素材でのワークショップでは、今回で3回目になります。少し前から、様々なデザインにおいて『シンプル』がひとつの要素として認められ、ミニマル的プロダクトが世の中に多く出現するようになりました。しかし、装飾や凝った外装が排除されていくに従って、外観の差異が少なくなっていく場合があります。そのような場合における他のシンプルデザインと差別化するポイントとして、多様な表面素材、機能素材知識というのは、重要度を増してくることでしょう。
今回のテーマ素材は以下の通り。
まず、それぞれの素材の『素材特性カード』を作ることによって機能を理解し、その素材によって何ができるのか、何に適しているのかを探ります。素材への深い分析能力が必要なのですが、参加者の皆さんは、普段素材に触れているスタッフが気付かなかった特性を見付け出していたようです。様々な意識がぶつかり合うワークショップならではの効果ですね。
次に、ワンルームアパートの構造を再現した『ワンルームシート』上に、その素材機能によってどのような問題解決が可能か?または、どのような製品が展開できそうか、を展開します。
その際、壁一面に貼ったオブザベーション写真から、ヒントになりそうな情報を、好きなときに得ることが可能です。
日常に潜む、気付かなかった可能性を見付け出し、溢れる情報を整理し、様々な参加者とのコミュニケーションを密にすることで、発見できること、証明できる物を具象化できるのが、このワークショップの強味です。



