A案:アクリルブロックを斜めに置く案。台は全てアクリルです。

B案:アクリルブロックを垂直に置く案。こちらも台はアクリル。

C案:ブロックを垂直に置く案で、台は上が板金塗装、下がアクリル。

選択案:選択したのはB案をさらに薄くしたものです。

ペースアップ

前回、最初の1セットをつくるために日本板硝子ウムプロダクツ株式会社の高橋さんをはじめ、各技術のプロの方たちが集まってくれました。
あれから約1カ月、いま私たちはそれぞれの方たちとやりとりを進めています。

愛すべき技術者・嶋村さん

回路設計をして下さる株式会社シマエレは、ディスプレイに関わる制御装置を製作・施工しています。シマエレの嶋村さんは前回お会いした時、私たちのアイデアにどんどん意見してくれて、時に脱線しそうなぐらいに話しにのってくれる方でした。 どう電極を取付けるか、放電回路も必要か、光源の埋込み方など、スタンド部分にも透明ブロック同様に課題がたくさんあります。最低限必要な部品はどんなものがあって、それらはどんな大きさなのかを嶋村さんに聞くと、「技術や部品に縛られるより、まずどんな形にしたいのか、それを見せて下さい。デザインに沿って設計する方がいいでしょう?」と心強い答を下さいました。
古平さんは前回の打合せの席で、透明ブロックを載せるだけでオンオフが出来る装置を望んでいました。電気の存在を感じさせずに、ただ置くとパッとアルファベットがブロックの中に浮んだら、格好良さが倍増です。
まず空想スタッフでイラストのような3案を考えました。ブロックを斜めに置くタイプと垂直に置くタイプがあり、材料がアクリルだけのものと板金塗装を組合せたものがあります。どれもブロックを6個並べられる幅を持っています。古平さんにこれらを見てもらったところ、アクリルで、ブロックを垂直に置くタイプに手を加えてくれました。ブロックを挟み込む部分をなるべく薄くしたいというのが、古平さんの希望です。
「ここからどういう風に作っていけるか、直接会って打合せしましょう。」このイラストを見た嶋村さんの返答です。次回はその打合せの報告ができると思います。

頼れるボス役・嶋村さん

高橋さんとは、前回から引き続き、透明ブロック部分の最適な材料と加工技術の選択についてやりとりをしています。材料に関しては、アクリル、ガラス、ポリカーボネートが候補に挙がる中、やはり有力なのはアクリルというのが現状です。ではアクリルにウムを挟んでどう接着するか、それが大きな課題なのです。重合接着を採用すれば、接着面はほとんど分からず見た目は文句ないのですが、とにかく値段が高い。そして光をきれいに当てるためにウムを斜めに挟み込むというアイデアもありましたが、技術的には可能でも更なるコストアップにつながることが判明しました。 何としても制作費を百万円以内にしたい。前回「全てを合計すると百万円に手が届きそう」とお知らせしました。しかしアクリル重合接着の場合、透明アクリルブロックを26文字分作っただけで、軽く50万円を超えます。それにスタンド制作費とウムの加工費を足すと、現時点では130万円以上かかる。全てを納めるケースを足したら、一体いくらになるのだろう・・・ 「アクリルの専門業者を紹介します。直接会って打合せしましょう。」高橋さんが、メールでこう呼びかけてくれました。もちろんお会いしたい。 誰もが儲けを考えずに参加してくれているこのプロジェクトで、どうやってコストを調整するか。材料なのか、技術なのか、はたまた別のアイデアか。知恵の出しどころです。

 

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