思いもよらない技術や素材の使い方を、あなたの手でデザインに変えてみませんか?
空想生活と『室内』がおくる「材料と技術のお見合い」企画では各回のテーマとなる材料・技術を利用した新しいデザインを募集し、ユーザーの投票により人気の高いデザインをモックアップ化し、商品化を目指していきます。

▲炭酸ガスレーザー加工機
▲細かいカットもこのとおり
▲フットプレスは試作ハンドメイド加工に欠かせない機械
▲ベンディングマシーンやプレスを使って曲げたり加工したりが可能
▲加工した鉄とそこからできる製品

第4回目のお見合いに立候補した材料は「鉄」です。が、一言で言ってもあまりにも範囲が広いので、今回は「板金」という、“加工準備をしてある鉄”を使います。 板金と言って何をイメージするかと聞くと、「トタン(屋根)」という返事が多く、素材としては一般的にまだあまり認知されていないようですが、実は、いろいろな可能性がある素材なんです。

今回訪れたのは(有)共栄精機。板金のなかでもプレス加工を得意とする工場で、いままでの大量生産からニーズにあった少量多品種生産にシフトし、クオリティーで勝負しようとしている工場です。そこでまず目に入ったのが、レーザ加工する機械。 炭酸ガスなどで板金をカットできるもの。これは鉄以外でも、ステンレスやチタンなども切れ、金型を使わずに曲線を作り出すことができます。

共栄精機では金型を使った加工もできるし、量産向きのターレットパンチ(通称タレパン)という機械もあります。後加工として、刻印、エンボス、しぼり(バーリング)、曲げ、抜き、穴開け、カーリングなどができ、接合して製品に仕上げていきます。また素材にも変わったものが。「軟鉄」という、薄くて手の力で曲げられるもので、照明器具に使えば光の方向を簡単に変えることができます。

そんな、いろいろな期待を持たせてくれる板金ですが、カットの後処理や表面の仕上げなどで解決しなければならない問題もあります。しかし、原価が安く金型を使わずに曲線を成形できるなど、このお見合いにピッタリな素材。この素材を使ってあなたのアイディアをカタチにしましょう!



・炭酸ガスレーザー加工機によるレーザーカット
 少量生産から大量生産まで、鏡と同以外なんでも切ることができます。材料・品質に応じて酸素・窒素・空気を使って切ります。鉄は12mmまで、ステンレスは窒素を使ったくクリンットで3mm、酸素を使って9mmまで、アルミニウムは4mmまで切断が可能。
・リベッティング
・スポット溶接で細かな部分を溶接可能
・スタッド溶接
・ターレットパンチ
 複数の型の組み合わせをうまく利用してパンチングし、平板から抜き取ることが可能

・絞り加工
 バーリング:板にあけた穴に凹凸をつけること
 抜き絞り:型を使用して板に凹凸をつけ、筒状のものを制作すること
 ヘラ絞り:ヘラ状のものを使用し、凹凸をつけること
 カーリング:板の端の処理方法のひとつで、カールして丸みを持たせること
共栄精機のサイトはこちら

▲各種技術を利用して下記のような製品が出来上がります。

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