空想マガジン
デザインの舞台裏 第7回 ( Part 1 Part 2
テラダデザイン一級建築士事務所 寺田尚樹さん
寺田尚樹さん

寺田尚樹さんは、建築、インテリア、家具、プロダクトと様々な分野を自由に行き来しながら、ものをつくることを楽しんでらっしゃいます。話をしていると、本当にデザインが好きということが伝わってきて、こちらまで楽しくなってくる。そんな寺田さんと空想無印が出会ったのは、必然といえるでしょう。

「デザインが好きだから、手がどんどんスケッチをして、デザインしちゃう(笑)。すべてを商品化できたら最高だけど、日の目を見ずに『塩漬け』状態になっているものがたくさんあるんですよ。それをエレファントデザインの西山さんたちに見てもらう機会があって、空想無印につながっていきました」。

それが空想無印の「新作提案」で人気上位に位置している「調味料用 詰め替え計量ボトル」「書き込めるメジャー」です。前者はボトルに計量用の目盛りが付いていて調味しやすいキッチンツール、後者は情報を書き込めるメジャーで、測り間違いせずしっかり記録できるというアイテムです。どちらも、デザイナーであり生活者である寺田さんの視点がユーモアと一緒に盛り込まれていて、それが投票にもつながっているのでしょう。

「キッチンツールのメーカーはたくさんあるし、メジャーで、世界一の技術を持っているのは日本の会社なんですよね。でも、既存のラインナップに加わったり、すでにある棚に加わる一商品になってしまうと、埋没してしまうこともあるでしょう? 無印良品なら、素の形というのでしょうか、単体で成り立つ売り方を成立させているというイメージがある。コンセプトから使い方まで、僕の考えやアイデアを受け入れてくれるのでは、という期待もあります」。

なるほど、無印良品もアイテム数は豊富ですが、「無印らしさ」は保ちつつ、ひとつひとつの個性もしっかり立っている。それは消費者にとってはもちろんのこと、デザインする側にも大きな魅力なのですね。 「投票数ですか、当然気になりますよ。たくさんの人に見てもらいたいですし、商品化まで行きたいです。塩漬けしているデザインを、どんどん掘り出していきたい」。

同じように考えているデザイナーの方は多いはず。ぜひ、空想無印を積極的に活用して下さい。

関連リンク: TERADA DESIGN

サンプルの写真
オフィスに飾ってあった椅子の模型です。
手のひらに乗るくらいのサイズですが、リアリティがあります。