先日、日産の本社ギャラリーに寄ったところ、
歴代の日産スカイラインGTRが
陳列されておりました。
今回はそのうちのひとつである、3代目スカイライン、
いわゆる『ハコスカ』をご紹介します。
この古いだけに見えるスカイラインは、
実は現在でも根強い人気があり、未だに街中で
見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
価格も、『GTR』になると現存する車両が少なく、
中古市場価格は700万円位からスタートです。
1000万オーバーのブツもザラです。
(発売当初の価格は150万円位とのこと。
昭和40年の 1万円は、今でいうところの4万円
だそうです:消費者物価指数参照)
性能的には、2000ccで160馬力最高速度200km/h、
アラウンドビューモニターどころかエアコンも無い、
現代では「ふ~ん」程度の性能ですが、
最早、美術品と言っても過言ではない価値の付き方。
また、土に還りかけている不動車でも、
レストア用のパーツとしての(安くない)商品価値が・・・。
余談ですが、800万円の値段がついた
エンジン(のみ)もあるそうです。
このように、生産終了を経て、未だ価値を放つ製品を、
日産自動車は比較的多く持っているような印象があります。
一度、サービスエリアでオーナーに話しかけたところ、
初対面にも関らず、非常に快く説明して頂いたことも
あります。
1000万円が惜しくない、1時間掛けて他人に説明できる。
それはオーナーとしての愛情であり、プロダクトと
人の美しいと言える関係ではないでしょうか?
数十年前の工業製品に一千数百万円を掛けてしまう
その愛情を、私自身としては理解に苦しむところがあったり
する訳ですが、しかしながらオーナーとスカイライン、
その両者の関係について、とても羨ましいと感じました。

今回は、『PORCHE DESIGN type 301』を取り上げさせて頂きます。
これ以上ないほどシンプルで、完成されたフォルムを誇る包丁です(主観)。
自分は今まで、これほどまでに美しい包丁を見たことがありません。
吉田金属の『GLOBAL』以降、ハンドル一体型のステンレスナイフが
様々なところから出ておりますが、
デザイン面ではポルシェデザインが一番特徴あると思います。
ハンドルから刃先まで、無駄なラインが一切存在しない、
流れるような流線型は、包丁界の『ポルシェ』に相応しい美しさ、
且つ『ポルシェ』に似合わない、お手頃な価格が嬉しいです。
素材は、医療用メスにも使用されている301スチール。
ハンドルと刃の一体型なので水分が残りにくく
衛生面でも非常に優れていると言えるでしょう。
そして肝心の使用感ですが、実はこれが非常に使い難い。
素材を切る前に、包丁を持つコブシがまな板に当たってしまい、
慣れるまでが辛い。
ユニバーサルではない。(スポーツカーは乗り手を選ぶ)
しかしながら、この美しいナイフをハンドリングしている
ポルシェユーザーとしての自分にはウットリです。(包丁ですが)
というわけで、立派なオブジェとしてキッチンに飾る、
異性の前で、道具にこだわる自分演出用ツール、というのが
正統な使い方かもしれませんが、意外に知られていない
このキッチンツール、是非一度手に取ってみて下さい。
(合羽橋でも、何件かに「・・・ポルシェ、ですか?」と言われました。
その道の方にも案外知られていない、隠れた名品なのです。)
卒業制作展の季節ですね。各地で開催されており、
学生の方々の斬新なCUUSOOが、初々しく輝いている感じが、
なんともいえず、心地よいひと時を与えてくれます。
今日は、多摩美術大学プロダクトデザイン専攻の卒業制作展に
いってきました。
これまで空想SCHOOL や
「電気自動車のある生活」をテーマに昨年の夏取り組んだ、
インターンシッププログラムにご参加いただいた学生の方々の
作品が展示されています。
まもなく大学を卒業し、就職してプロのデザイナーとしての道を
歩まれるのだと思います。
空想SCHOOL にご参加いただいたことが、何かのお役に立っていればと願っています。
そして、これからも空想生活をよろしくお願いします!
詳細はこちら:
多摩美術大学卒業制作展 2008年度
(プロダクトデザイン専攻の展示会は、3月9日(日)までです。お早めに。)
* *
そしてもうひとつ、展示会のご案内。
「くらしのスリッパ2008 東京」が始まりました。
これまで何かとお世話になっている、寺田尚樹(建築家・デザイナー)さん、
山崎 宏さん(プロダクトデザイナー)、村上 雄一郎さん(革製品デザイナー)
など、デザイナーのみなさんが参加されています。
こちらは、3/24(月)まで開催されてます。
僕も近いうちにお伺いします・・・

さて、今回の題材は車。フォルクスワーゲン ゴルフ type2です。
1.8Lエンジン、前輪駆動、ハッチバック、という非常にベーシックな
機能のみを有した、まさに『国民車』。
デザインは、先代のtype1が、『あの』ジウジアーロ。車からマカロニまでデザインしてしまう陽気なイタリアンオジサンです。
type2のデザインは、ワーゲン社内で行われたとの事ですが、
type1の流れを良い意味で踏襲しており、未だに根強いファンが多い車です。
後部座席+トランクの収納力、高いボディ剛性(しかも非常に錆びにくい)、シンプルで壊れにくいエンジン、そして取り回しやすいコンパクトな車体。
エレクトロニクス全盛の車にはない、使い易い、本当の機能がそこにあると思います。
飽きが来ない、不便を感じない、替える必要性がない。
つまり、それが普通であり、そこに普段があるという意味で、
これがある意味、プロダクトとしての車の解答ではないかと思います。
いくらハイブリットカーが「エコ」と言われていても、ハイブリットカーに
乗り換えるために、一台車を廃棄したら、それだけ環境に負荷が
掛かります。だったら、一台の車を長く、大切に使うのはどうでしょうか?
モノに対する愛情が、本当の意味でのエコであり、
作り手は、ユーザーに愛されるモノを作ることが、エコであると思います。
前回は韓国の雄SAMSUNGだったので、今回は日本の雄SONY。
特に、一番売れていると言われているデジカメ、Cyber-shotです。
Cyber-shot DSC-T9は2005年登場と、少しばかり時間が経っているのですが、個人的には時間の経過を感じさせないデザインと、スライドカバーを自然に配置したレイアウトが好きなので取り挙げさせていただきました。
特にこのスライドカバーは、デジカメの中でも好きな機能で、スイッチをONにするという機能を省略し、「レンズカバーを取る」という、銀塩カメラに近い動作に、デジカメを当て嵌めた偉大なデザインのひとつです。
また、軽量化とディスプレイの拡大、手振れ補正機能の大幅向上、そしてレンズをセンターからサイドに移動させることによって、デジカメとは、片手で手軽に撮るものだ、というスタイルを確立させました。
そんなこんなでCyber-shotもすっかり定番になり、αシリーズと併せてデジカメ市場の大きな一角を形成する存在になりました。この成功例を横目に、開発が噂されているAPPLEのデジカメがどのような製品になるのか、非常に楽しみです。

はじめまして。onoです。
スタブロアカウントを頂いて、さて何をやろうか?と思い巡らせていたのですが、やはり一応は(?)デザインの会社ということで、気になる様々なデザインをピックアップしていきたいと思います。
記念すべき初回は、サムスン709SC。非常に薄く、スタイリッシュなモバイル。
920SCの方がスタイリッシュという意見も周りにありますが、よりシンプルな902SCへの進化形態を見ているようで、また各部のオーバル要素とキーボード下部の出っ張りが、有機的な風合いを醸し出しており、非常に面白いです。
このキーボード下部の出っ張りですが、操作時に指に引っかかって本体をホールドしやすく、落としにくくしています。考えられていますね!(と思ったら、920SCでは無いみたい、出っ張り...)
少し前まで、テレビデオとか14インチの丸っこいテレビを作っていた会社とは思えないですね。
中東では、韓国製品ブームが起こっており、家電や車をサムスン・LG・ヒュンダイなどでそろえるのが、中流家庭で流行っているそうです。また、ドバイなどで次々と完成している、5つ6つ星ホテルには、サムスン・LGなどのフラットTVがあるとか・・・(ホントかどうかは知りませんが)
日本企業も負けてはいられませんな。
サムスンの家電は日本から撤退してしまいましたが、今後も楽しみなメーカーのひとつです。